週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

寒さが恋しい季節です

連休の中日は仕事の仲間と葛西臨海公園でBBQ大会でした。

僕は自称ダッチャー(ダッチオーヴン愛好家)で

もう20年以上も前からアウトドアでも家でも

LODGEのダッチオーヴンを使っていて

いろんなメディアだダッチオーヴンのよさを語ってきたのですが、

是非ダッチオーヴン料理を見せてほしい!

とのことで、

BBQは半分、もう半分はダッチオーヴン料理の披露となりました。

猛暑で熱中症に注意を!と散々ニュースが警戒するなか、

なんとか無事にイベント終了。

帰って無性にかき氷系のアイスが食べたくて

ガリガリ君とスイカバーをいっぺんに食いつくし、

さらにポカリ500ml飲み干しました。

 

このイベントがあったので、

この3連休は娘に八ヶ岳のカギを渡しました。

娘はボーイフレンドと1泊2日で八ヶ岳に行ってきたようです。

どうだった?

LINEで聞くと、

涼しくてねむれたあ~!と返事がありました。

それ以上の内容がないことを鑑みるに

家にも庭にも興味はなく

食べたり遊んだりで一杯だったのでしょう。

行きに6時間、帰りに7時間かかったようなので

のんびり・・・なんて世界じゃなかったのでしょう。

 

料理している途中、ふと娘のLINEを見て、

八ケ岳の涼しさに想いを馳せました。

うちの場所は標高1000mです。

理論的に言うと、高気圧の中では100m上に行くにつれて

およそ1度温度が下がります。

なのでうちのあたりは26度とか27度ぐらいだったのでしょうか。

ちょうどいい温度です。

東京の家ではちょうどそのぐらいの温度に設定しています。

 

八ケ岳に家を買う前には

僕は千葉の外房(海から7キロぐらい離れた里山)に

畑付きの家を借りていました。

(今ではもう解約しましたが)

千葉でもそこは涼しいというので

エアコンハはなく、

逆に小さな薪ストーブがありました。

今は真逆と言えるような場所に

新しい居を構えたわけですが、

ふと、

夏暑いけど冬はそうでもない場所と

冬はしびれるほど寒いけど夏は快適な場所と

どっちが自分は好きなんだろうと思いました。

しばらくの間考えましたが

答えは後者でした。

 

何故なら寒ければ自然から火が得られるからです。

 

無論昨今の信じがたい寒波の被害を考えると

お叱りを受けるかもしれませんが、

熱さを冷やすには、今のところ文明の利器が必要です。

電気やガスが必要です。

温暖化が進むと、もともっとそれらに頼らざるを得なくなります。

一方で火は、

酸素とそれに反応するがガスがあって生まれます。

自然界にあるものでシンプルに生み出すことができます。

人類の進化、文明の進化も、

火をなくしては語れません。

 

ならばいざという時、

サバイバルという意味では

マッチ一本で命の安全の温度を確保できる

寒い場所の方に何となく軍配を上げてしまうのです。

(もっともエアコンの冷風も火力がもとになっていることを考えると

よりそう考えたくなるものです)

 

そんなことをうだるような暑さの中で

せっせと炭を燃やしながら考えていたら、

無性に八ヶ岳が懐かしくなりました。

 

大学生の頃はこの暑さがたまらなく好きで

バカみたいに体を焼いたものですが・・・。